銀座にある料亭の前で車を降りた。冴木の案内で店の中へと入る。透も昔よく訪れていた両親行きつけの店だ。
「透さん、ようこそおいでくださいました」
着物姿の女将が出迎えてくれた。
「おかみさん、ご無沙汰しています」
「ささ、会長がお待ちかねですよ」
冴木を車へ戻っていき、女将は透たちを先導するように歩きはじめる。
「美鶴、ついてきて」
「は、はい」
慣れないヒールを履いているせいか、美鶴は足取りがおぼつかない。それに気づいた透は美鶴の手を自分の腕に絡ませた。
「つかまってろ」
「すみません、ご迷惑じゃないですか?」
「いや。この方が夫婦らしくみえそうだ」
透は安心させるようにほほ笑んで見せた。美鶴は「そうかもですね」と少し照れた顔をする。
「遅くなりました」
「まあ、透さん。無事でよかった」
「透さん、ようこそおいでくださいました」
着物姿の女将が出迎えてくれた。
「おかみさん、ご無沙汰しています」
「ささ、会長がお待ちかねですよ」
冴木を車へ戻っていき、女将は透たちを先導するように歩きはじめる。
「美鶴、ついてきて」
「は、はい」
慣れないヒールを履いているせいか、美鶴は足取りがおぼつかない。それに気づいた透は美鶴の手を自分の腕に絡ませた。
「つかまってろ」
「すみません、ご迷惑じゃないですか?」
「いや。この方が夫婦らしくみえそうだ」
透は安心させるようにほほ笑んで見せた。美鶴は「そうかもですね」と少し照れた顔をする。
「遅くなりました」
「まあ、透さん。無事でよかった」


