翌週。美鶴は八重子から呼び出されていた。久しぶりに時任の本社へと足を延ばす。
「いらっしゃい、美鶴。ひさしぶりね」
「こんにちは、おばあちゃん。あまり顔を出せなくてごめんなさい」
「いいのよ。あなたも仕事が忙しいでしょうから当然よ。休みは取れてるの?」
「決められた分は……」
思い返せば入職して一度も長期休暇を取ったことがなかった。希望は出していいといわれているがなかなかとるきっかけがなかったのだ。
「その様子じゃあまり休んでもいないようね。知っていると思うけれど有休も決められた日数分は消化しないといけないのよ? 透さんと相談して休暇を取ったらどう?」
「透さんと一緒に?」
「そうよ、はいこれ。あなたたちにあげるわ」
八重子は一枚の封筒を差し出す。
「ありがとう、おばあちゃん。見てもいい?」
開けて中を見るとホテルの宿泊チケットが入っている。場所は都内からもそう遠くない有名な温泉地にある。
「たまには夫婦で飲のんびりしてらっしゃい」
「うん。そう出来たらいいな〜」
職場に相談すると美鶴は次の月に三日連休を取ることができた。けれど、透と休みを合わせることが難しい。
美鶴が先にホテルに泊まり、透は仕事が終わり次第合流するということでどうにか旅行の計画を立てることができた。
新幹線にのり、目的の駅で降りる。するとすでに出迎えの車が待っていた。
「いらっしゃい、美鶴。ひさしぶりね」
「こんにちは、おばあちゃん。あまり顔を出せなくてごめんなさい」
「いいのよ。あなたも仕事が忙しいでしょうから当然よ。休みは取れてるの?」
「決められた分は……」
思い返せば入職して一度も長期休暇を取ったことがなかった。希望は出していいといわれているがなかなかとるきっかけがなかったのだ。
「その様子じゃあまり休んでもいないようね。知っていると思うけれど有休も決められた日数分は消化しないといけないのよ? 透さんと相談して休暇を取ったらどう?」
「透さんと一緒に?」
「そうよ、はいこれ。あなたたちにあげるわ」
八重子は一枚の封筒を差し出す。
「ありがとう、おばあちゃん。見てもいい?」
開けて中を見るとホテルの宿泊チケットが入っている。場所は都内からもそう遠くない有名な温泉地にある。
「たまには夫婦で飲のんびりしてらっしゃい」
「うん。そう出来たらいいな〜」
職場に相談すると美鶴は次の月に三日連休を取ることができた。けれど、透と休みを合わせることが難しい。
美鶴が先にホテルに泊まり、透は仕事が終わり次第合流するということでどうにか旅行の計画を立てることができた。
新幹線にのり、目的の駅で降りる。するとすでに出迎えの車が待っていた。


