ここは大通りだ。
人がたくさんいる。
ちゃんと分かってるんだけど。
それでも俺は耐え切れず、
目からは
静かに涙が零れ落ちていく。
誰かを想って泣くことは、
こんなに辛くて痛いんだ。
胸が痛ぇよ…
苦しくてたまらない。
でも誰かを想い流す涙は、
君のように愛おしさを感じた。
初めての本気の恋、
初めての本当の失恋。
だけど…痛いけど。
君を好きになれて良かった。
『…あー、俺格好悪りぃ…』
当分、新しい恋は出来そうにないな。
ねぇ、れいちゃん。
もう少し…君を想っていてもいいかな?
見上げた月は、真ん丸で。
驚く程綺麗で。
俺は何故か、思わず笑った。

