れいちゃんはまだ放心状態のまま。
でもすぐにハッとして、うん…と言ってきた。
なかなか言わないれいちゃん。
この沈黙は少し重くて耐え難い。
ドキドキ、する。
答えなんて決まってるのに。
告白の返事を待つのって、こんなに恐いものなんだ。
初めて分かったよ。
君に出会ってから、
いろんな初めてのこと、
知ることが出来た……。
『……ごめんなさいっ…』
分かってた。
分かってた。
だけどいざ言われてみると、やっぱり辛い…。
『…うん。ありがと』
俺はちゃんと…
笑えていたのかな?
一度だけ、笑顔を見せて。
俺はれいちゃんの側から離れた。

