『れいちゃん?』
『はっ、はいっ!?』
驚いたのか、噛みまくる彼女。
その姿が可笑しくて、可愛くて、俺は笑った。
『俺は、れいちゃんが好きです』
人生初めての告白。
ちゃんと、しっかりと言いたかった。
目をまた大きくさせる。
でもそれはすぐに元に戻った。
でも…困ったような顔をする彼女。
やっぱり、そうだよね。
困るよね、迷惑だよね。
でもさ…?
それでもちゃんとけじめを付けたいからさ、
『返事、もらえますか?』
初めて、れいちゃんの前でちゃんと笑えた気がする。
俺で。
いつも演じる軽い俺じゃなく。
強がりじゃない。
本当に穏やかな気持ちで、そう言えた。
涙も、まだ出てこない。

