『…冗、談?』
顔の表情の固めたまま、言葉にする。
『本気』
『だって、あたしの事嫌いなんじゃ…っ』
『竜に妬いてたんだよ』
信じられない、というように彼女は表情に表す。
『初めてれいちゃんを見たのはファミレス。隣の席に、迷惑な客がいて…れいちゃんが注意してた。覚えてる?』
え…?となり、少し考えるような仕草をしたかと思うと、あ…と思い出したようだ。
『い、居たの…?』
恥ずかしそうに、怖ず怖ずとれいちゃんは聞いてくる。
『そ。そこで俺はれいちゃんに一目惚れ。危なくなって、助けに行こうと思ってたんだけど…それはあえなく失敗〜』
周りに座っていた客達の声で、俺はヒーローなりそこない。
もし、あの時助けに行けてたら……もしかしたら、れいちゃんは俺のことを好きになってくれていたかも。
……なーんてね。

