名前は佐々木理奈。
自己紹介で言っていたのに、もう一度俺に彼女は言って来た。
彼女は最初こそ緊張していたものの、時間が経つにつれて普通に喋るし、笑うようになった。
髪色や派手なメイク、その割に…遠慮がちで純粋だった。
笑った顔は花が咲いたみたいで。
少し可愛い、と思った。
最初こそ嫌々だった俺も、あながち悪くはないと思い始めていた。
その子の顔は、
よく見ると…少しだけれいちゃんに似ているような気がした。
………
……………
そろそろお開きになった。
まあ、それなりに楽しめたな…。
俺は席を立ち上がろうとした。
横から腕を引っ張られた。
『お前、理奈ちゃん、ちゃんと送ってけよ?』
いきなり耳打ちされ、顔をあげたらもう悪友の姿はなかった。
優実ちゃんと嬉しそ〜うに帰っていっていた。
ちっ。
これもきっと計画されていたことだ。

