ピッピッピッガコンッ

これで、よしっ

紗夢のとこに戻るか


｢―――‼｣


ん？声がする…女の声？？

バレないように……


｢別れるなんて…っ…認めない！｣

｢ごめん…でも、ほんとに別れたい。｣


別れ話か……？

辛いこともあるもんだね……


｢嫌だっ！わかっ…れないっ！何を言っても別れないしっ！｣

｢…じゃぁ…君といると疲れる。だから、別れよう、あ、あと束縛しすぎ｣

｢…え…桜庭君は、ずっとそんなこと思ってたの？？｣

｢あれ？気づかなかったの？名前を呼ばせないとこから本気じゃなかったってこと。｣

｢っ…!!最低っ！｣


あらま、彼氏さんも酷いけど彼女さんもめんどくさっ…


バチッ


ゲッ目が合っちゃった……


こっちに来るうううううう！？


｢ずっと見てたの？｣


｢はいっっ！見てました！ごめんなさい！｣


｢そっかあ〜まあいいけど、このこと皆には言わないでね？｣


｢いいません！で、ではっ！｣


ビビったー…緊張したしっ！


イケメンすぎだろ！黒髪イケメンってゆーヤツ？あんな人いたっけ？？


紗夢に聞いてみるか！