「今回のドームライブのチケットも取れますように」私は心の中って祈っていた。悟はそんな私を面白くなさそうな顔をして見ていた。「流星裕て顔いいけどそこまで惚れるか」「悟には分からないよ。裕君にまった理由だって知らないでしょ」私は裕君の写真を見ながら言った。「知らないし知りたくもない。行くよ。また遅刻したら怒られるの俺なんだからな」悟は私の手を取るととっとと歩いていった。「フゥ〜、五分前到着」悟が言うと悟の親友で学園1の不良桁山優心がやって来た。「お疲れさま。また、裕のこと」優心は悟に聞いた。「そう、毎朝見ないと元気でないんだって」悟は優心を連れて自分たちの教室に向かった。私は自分の教室に向かった。「青木」学級委員長の平神結衣は私を呼び止めた。「なんですか」「もう、これ前約束した8ストライカーズのデビュー当時の写真集」平神さんは私に封筒を渡した。その中には13年前の8ストライカーズの写真集が入っていた。平神さんのお父さんは芸能人の写真集用の写真を撮影するカメラマンで家には写真集がいっぱいある。「ありがとう。すごく嬉しい」私はそう言うと自分の机につき写真集を見始めた。「あの子本当に8ストライカーズ好きだよね」後ろから学年1の成績、霧波ななが言った。「そうそれも裕君のファン。私どっちかと言うと輝君
(山道輝)の方が好き」平神さんは呟くように言った。山道輝君は、グループ1歌が上手な29歳。流星裕君は、グループ1のダンスがうまくて面白い28歳。