私にとって恋愛は最悪のもの。

私は絶対に恋愛なんてしない。

ましてや、永遠の愛なんて存在しないもの。

誰もが馬鹿にするその理由……私は赤い糸が見える。

赤い糸とは人と人を結ぶ伝説の存在である。

ーいつか結ばれる男と女は手の小指を見えない赤い糸で結ばれていると言われているものー

ー決して切れることのない「運命の赤い糸」ー

ー「双子の炎」運命で決められた2人のそれぞれの中で燃えている火ー

ー「魂の伴侶」ー

と色々と言い伝えられている。

私は赤い糸が見える事を喜んだことは無い。

私は唯一無二の私と繋がれている相手を知りたいと思ってた。

一体、どんな人物なのか。

どこの誰なのか。

それだけが、気になっていた。

嫌、もしかしたら私はその人と恋に落ちるのかと思ったこともある。

そんな、浮ついた気持ちがあった。

だけど、そんな私の願いは一瞬で崩れ落ちた。

知れた。

確に、どこの誰なのかは知れた。

だけど、その人は私よりも年上で……結婚をしていて、奥さんもいる。

その人は、私の担任の教師だったー

やっぱり、運命は信じない。

この世界は、運命は私には残酷すぎた。