「奈緒、お前には父さんが経営してる高校に行って貰う。そしてそこで生徒達の生活を視察して欲しい。何か問題等起きたらお前がそれを解決し正しい道に生徒を導け。わかったな?」 威厳のある父のせいかピリピリとした空気を感じる。 視察... 問題の解決... 将来私が父の跡取りとして勉強にもなれば、やらなくてはいけない事である。 黙って父の話を聞いていた私は口を開き答える。 「やだ」 「へ?」