《短編》翔ちゃんチョコだよちゃんと貰って?

「うそ、食べるの?」


翔ちゃんは潰れて繋がってしまったチョコレートをしげしげと眺めてる。


「鞄なんかを俺の代わりにするからこんなことになんだぞ」


「へ?」


「鞄なんかが俺の代わりになるわけないだろーが」


膨れてたのに、今度は綺麗な目で私をじっと見つめてきた。


「なに?……どうしたの?」


「なんか今日、雰囲気違くない?」


「え!」


「髪とかふわふわじゃん」


「それは、さ」


気合いいれました!
なんて言えない。


いきなりやってくる間!
真っ直ぐな眼差し!
こ、これはもしや。