翔ちゃんがいびつなリボンをほどくと、陶芸家の失敗作みたいにぐしゃっとくたびれたチョコが姿を現した。
「なんでそんなことすんだよ!」
「だって……」
翔ちゃんがそんなふうに怒るなんて思わなかった。
複雑な心境を鞄なんかにぶつけるんじゃなかった。
あーあ。コロンとしてて可愛かったのになぁ。
ため息混じりにうなだれたら、
乾いた風が枯れ葉を集めながら去ってった。
「作り直すんじゃダメ?」
「そういう問題じゃない」
不貞腐れながら翔ちゃんは箱を私に押し付けた。
え、突き返された?
ショックすぎて、それを手に持ったままフリーズしてしまった私の前で翔ちゃんはしっかり手を合わせた。
「なにそれ……」
「いただきます」
「……はい?」
「礼儀でしょ」
ポカンとしてたらすぐに箱を奪われた。
「なんでそんなことすんだよ!」
「だって……」
翔ちゃんがそんなふうに怒るなんて思わなかった。
複雑な心境を鞄なんかにぶつけるんじゃなかった。
あーあ。コロンとしてて可愛かったのになぁ。
ため息混じりにうなだれたら、
乾いた風が枯れ葉を集めながら去ってった。
「作り直すんじゃダメ?」
「そういう問題じゃない」
不貞腐れながら翔ちゃんは箱を私に押し付けた。
え、突き返された?
ショックすぎて、それを手に持ったままフリーズしてしまった私の前で翔ちゃんはしっかり手を合わせた。
「なにそれ……」
「いただきます」
「……はい?」
「礼儀でしょ」
ポカンとしてたらすぐに箱を奪われた。



