「では、9号車でお願いします」 と、受付の女の人から言われた私達はとりあえず9号車まで行った。 「ね〜、もんなちゃーん! 教官、ほんと誰が来るんだろうね〜?」 サツキちゃんがそう言いながら、車の周りをウロウロしはじめた。 ソワソワしすぎ〜 って、言おうとしたら後ろから誰かが来る気配がした。 ...あ、 教官きた。 「こんにちは〜」 こ、この声は... この微妙に高い男性の声。 さっき聞いた声... つまり 私達の担当をする教官って...鈴木さん!?