翌日――――。


 クラスにつくと、久我君の周りにはいつも以上の人だかりができていた。


 その様子と眺めていた隣の席の大村さんに今回もこの状況のわけを尋ねた。


 今回も、余分なエピソードがあったので省略してわたしが。


 ええと、

 
 Rionがブログにて弁解をしたのに対し、たいていの人はそれで納得したらしいが、久我ファンの一人が写真に写っているのは久我君で間違いないという証拠を見つけてしまったらしい。


 そして、証拠を提示しながら隠し撮りしておいた写真とRionの今回の写真を比較したらしい。


 それを掲示したのが、学校裏サイトでそっから学園中に瞬く間に拡散され今に至るらしい。



 わたしのせいで久我君には申し訳ないです。


 でも、わたしは今どうにもできないのです。


 ごめんなさい久我君。


 今、たとえ、わたしが出て行っても何こいつですまされてしまいますから……


 そんな役立たずのわたしと違い、久我君をフォローするのは久我君の友達のイケメン二人組。

 
 その様子を見て、わたしは安心してどういった一手を取るべきかを考えなければいけない。