「その事は、故意に聞いたわけではなく…その……たまたまであって、なかなか終わらなそうだったから……たぶん、最初の方しか聞いてません!」



怖いよ……



テンパってるよ、わたし。



癒しのこの空間が地獄での尋問に思えてきた……



「ふーん。で、ここにきたわけと。」



「はい……」



ここは、腹をくくるしかないんだ!



顔を少し上げると、にこっと笑う天使のような悪魔の笑顔の久我くんの顔が見えた。



ま、間違えた?



「鍵は?普段ここって、空いてないでしょ?」


ドッキーン!!



直球キター!!