大学生。この言葉を聞くと、どこか遊んでいる、自由、呑気だというイメージが浮かんでくる。確かに大学生活は何もやらなければ悠々と時間は過ぎていき、周りから見たら、なんと気楽で良いものか、などと言われかねない。
事実、今振り返れば、私の大学生活も似たように過ぎていったように思える。飲んで、バイトして、暇な日を無駄にするように一日中布団の中にいたりした。
しかし、一つだけ私に普通と変わった出来事があるとするならば、あの人のことを避けて話すことはできないだろう。だが、そんなサスペンスみたいにクッキリ事件があったわけではないので、あまり期待したら痛い目を見るかもしれない。そんなこと言ってはみても、やはりあれはずっと忘れることができないな。