色のない世界を君がいろんな色に染めてくれた。
恋のピンク色、友情の黄色、涙の青色、夢の金色


『俺がお前に新しい世界を見せてやる』


君が初めにそう言ってくれたように君のおかげでわたしはいろんな世界を見れたよ。


どの世界もキラキラしていてとても魅力的だった。



そして何より、君は“本当の幸せ”をわたしに教えてくれた。


冷えきっていた心も君のおかげで温かくなり、以前よりもずっと人間らしく、優しくなれた気がするよ。


わたし、思うんだ。
幸せは透明な色をしてるって。


目には見えない、透明度100%


だけど、見えないからこそ無理になんて掴めない。
幸せは掴むものじゃなくて、感じるものなんだ。


すぐそばにある幸せを感じれたなら、明日もきっと幸せを感じられる。


大きいだけが幸せじゃない。
小さな幸せを積み重ねていけば、
いつか大きな幸せに負けないぐらいの幸せになる。


幸せなんていろんな形があって人それぞれ感じるものなんだ価値観が違うから幸せの感じ方も違う。


だから、時に人はすれ違う。
けれどその価値観が一つになったときに幸せが生まれるんだと思う。


透明度100%の幸せはいつだってわたしたち人間のすぐそばにいる。
でも、それに気づけないでいるだけ。


そして、わたしたちは知らない間にその幸せを感じて生きているんだ。







もしかしたら、いつか君が
またいなくなってしまうかもしれない。


そうなってしまう前にわたしは君と小さな幸せをいくつも感じて明日も精一杯生きていこう。


わたしは今、胸を張って言える。



───…とても幸せだと。