「ここからは勝手ながら、私がこの三年間○○高校に通い、学んだことをお伝えしたいと思います。」
サプライズ、といえば聞こえはいいけれどこれはただの自己満足。
でも、どうしても伝えたかった。
わたしがここまで来れたのは彼がいたからだということを。
そして、彼が伝えたかったことをわたしが代わりに伝えたいんだ。
「わたしは正直にいうとつい最近までは学校が楽しいと感じたことはなく、劣等感や孤独に押しつぶされ、私の世界は白で染まっていました。
そんな中、わたしの運命を変える出会いがありました。
それは事情があり、今日一緒に卒業できなかった一人の男子生徒との出会いでした。
彼はこの学年一、ヤンキーだと言われていました。
確かに見た目は派手でそう思えるかもしれませんが本当は誰より優しくて思いやりのある人でわたしにとっては太陽のような存在でした。
彼は出会ったときにこう言いました。
『俺がお前に新しい世界を見せてやる』『卒業までにはいろんな色で溢れさせてやる』と。
それから彼は本当にわたしにいろんな世界を見せてくれました。」
君のおかげで今まで出来なかった友達もできて、学校も楽しく感じるようになってこんなにもこの世界はいろんな色で溢れているのだと感じたんだ。
自分の世界が真っ白だったのを私はずっと周りの人のせいにしていたけど、それは違うかったのだと彼が教えてくれた。



