「んで、線香花火大会っつーダッサイネーミングのは何すんの?」
要くんもネーミングのこと、思ってたんだ。
さすがにそのまますぎてダサいよね……
「お前〜!俺がせっかく考えた名前をダサいなんて!」
坂田くんが要くんに向かって笑いながら髪の毛をワシャシワシャと触って、彼の髪の毛はボサボサになっていた。
要くんは「やめろ」といいながらも顔は楽しそうに笑っている、二人の仲の良さが一気に分かった瞬間だった。
いいね、友達って。
「あんたたち〜!
そんなイチャついてないでさっさとやるよ〜!」
すぐ隣から声がしたと思ったら、ボブヘアーで可愛らしい感じなのに意外と姉御肌の彼女…飯田歩美(いいだ あゆみ)ちゃんがいつの間にかわたしの隣に立って腰に手を当てて呆れたように言っていた。
「わりぃわりぃ…そう怒んなって〜歩美〜」
坂田くんが要くんの首の後ろに強引に手を回して肩を組んでいる。
「もー、純恋ちゃんもなんか言ってやって」
突然話を振られたことに驚いていると、飯田さんがこちらを向いてニコッと微笑んだ。
「あたし、勝手に純恋ちゃんのこと友達と思ってるんだ。よかったらこんなあたしと話してやって。呼び方も歩美でいいからね」
わたしにも…また一人友達ができたみたい。
感動しているせいかうまく言葉が出てこない



