「今度は星型にしてみてよ!」
「おー!スターだな!わかった!」
それからしばらく二人で花火を使って色んな形を作り、楽しんだ。
「おーい、お前ら〜!
今から、線香花火大会するから来い!」
坂田くんがこちらに手を振って大声でわたしたちを呼んでいる。
“線香花火大会”?と思ったけど、とにかく楽しそうだから行こうと足を踏み出した瞬間、いつの間にか前にいた要くんがわたしに手を差し伸べていて、
「走っていこうぜ」
柔らかく笑う彼の手を掴んで、みんなが集まるところまでめいいっぱい走った。
風が心地よくて、その風になびき暴れてる自分の髪の毛も走る度に少しずつスニーカーに砂が入ってくるのも
全部、全部楽しくて…ああ、これも青春と言うんだと思った。



