【完】幸せは透明度100%





「わぁ…!!綺麗!!」



──カシャ!


花火が放つ綺麗な光を見るのに夢中になっていたら、またシャッター音がしてそちらを向くとやっぱり要くんがわたしに向かってスマホを向けていた。


ムッ、とした表情で見ると逆にニコッと微笑まれた。


「今度はお目当ての純恋の笑顔ゲットだな」


なんて、嬉しそうに無邪気に笑いながら自分の花火にも火をつけるからもう何も言えず、不思議とわたしまで笑えてきた。


なんでなんだろう…どうして要くんと一緒にいるとこんなに楽しいと思えるんだろう。



「なぁなぁ!見て!!ほら、ハート型!」



興奮気味な弾んだ声のした方を見ると要くんが楽しそうに花火をハート型に動かして遊んでいた。


花火の光で一瞬だけど、ハート型に見える。
それを見て彼はこんなにも喜んでいる。
ほんとに無邪気だよね。