「当たり前だ!お前もこのクラスの一員だからな」



加藤くんがそう言うと周りにいたみんなも「そうそう!」「純恋ちゃんと仲良くなりたい!」など口々にわたしをこのクラスの一員として認めてくれているような言葉をくれて、思わずうるっと来た。



「ありがとう……っ!」



本当に嬉しかった。
わたしにはありふれた青春さえ感じられないと思っていたから余計に。


チラッと要くんの方を見ると彼は満足そうに柔らかく微笑んでいた。


これも全部…要くんのおかげだよ。


それから、季節外れの花火をやる日取りを決めて決行するのは来週の日曜日ということになった。