どうしても好きなの

私たちが教室の中に入ると翔平くんを含む男の子たちは小声で話し始めて、結局なんの話をしてるのかはわからなかった。


翔平くんのこと、久しぶりにちゃんと見た気がする。


私の知らない1年間で、背が伸びて、声も低くなって、1年生の時は何もいじってなかった髪の毛も控えめだけどセットされていて。


もしかしたら1年間も見てなければ好きなんて気持ち飛んでいっちゃうんじゃないかなんて思ってた。


でもそんなこと全くなかったんだ。


それどころか、少し大人になった彼に余計好きが募るばかりで。


中学校最後の1年は、翔平くんを見れるってだけで楽しみになってきた。