───ガンになってた」 マサトくんを見ると驚いた顔をしていた。 その後少し苦しそうな顔をして俯いた。 ごめんねマサトくん。 話す気なんてなかったのに、 我慢出来なかった。 私はやっぱりマサトくんに笑っていて欲しかった。 マサトくんは優しいから 『一緒に頑張ろう 僕達なら乗り越えられるよ』 そう言ってくれるんでしょう? でもね、もう乗り越えられないの。