君といられるその日まで



「私…末期なんだって。


気付くのが遅すぎたの。



それとね




あと1年しか生きられないの」



バッと顔を上げて私を見るマサトくん。


私の目をじっと見つめて口を開いた。



「だから、

僕から離れようとしたの?」



図星をつかれて私は俯く。




「僕は嫌だよ。

あと1年しかミオには時間がないんだよね?」



「うん」



「ミオは僕が嫌い?


僕はミオが大好きで、すごく大切だよ」