ありがとう さようなら.


「亜樹、」

亜樹は私の小さい頃と似てる

口数少なく、自分が思ったこともあまり言わない

魔の2歳児と言われる頃でもとにかく大人しくて手のかからない子だった

だからこそ私はしんぱいなんだけど…

「亜樹、亜樹はねお姉ちゃんの自慢の妹だよ。 何かあったらお姉ちゃんに言ってね、東京にいてもお姉ちゃんは亜樹のお姉ちゃんだからね」

亜樹を抱き締めて言う