私は小学校で仲のいい人がいなかったから、中学受験をして赤坂中学校に行くことにした。

もちろん、入学式も知ってる人はみかけず、友達を作ることができなかった。

ただ、ほのかだけはゆういつの友達だった。






























席替えで神田怜生って人と隣になった。

これが初めて会った時。

初めてれおを知った日。




























私はドジで、しょっちゅう

消しゴムを落としたり教科書を忘れたりした。

そんな私にれおは

「はい、次は落とさないようにね」

「じゃあ一緒にみよっか!」

と優しく接してくれた。

初めはすごく親切な人なんだな、としか思ってなかった。