まあその彼女とリクは長続きせず、冬が訪れる頃に別れた。

「なんで別れたの。あんなに可愛かったのに


あの頃のわたしは無神経だった自覚はとってもある。

こんな失礼なことを平気に聞けてたし。

「だって、俺、本当に好きな人いるから」

今思えば、こう平然と答えたリクもリクだ。

まあ、今でもその好きな人がわたしであればいいと思ってる。