人見知りの私は初め誰とも話さず
黙々と掃除をしていた
バイトを始めてから少し経つと
彩未佳や燦と話すようになった
話すことはいつも似ていて
彩未佳「お客さん、あまり来ないね」
優香 「そうだね、暇だね」
燦 「…」
無言で携帯でゲームをしている
彩未佳「あ!!!!燦わるーー 」
燦「別にいいだろ 暇なんだし オーナーも言ってこないし」
確かにここは緩い
制服のネクタイはしてもしなくてもいいし
接客の言葉をみんな自己流
決まった言葉はない みんなそれぞれ違う
ピアスもネックレスもOK(飲食店だからネイルはダメだけど)
優香「ここ以上にいいバイトなんてそう見つかんないから 辞められないよね」
彩未佳「ほんとそれ!」
燦「そうだな」
燦はゲームに夢中になっているから返事が適当だ
