もう!先生はなんだかずるいんだ。大人の男だからか分かんないけど、私は1個1個の事で胸がドキドキしたり、頬が熱くなったりするのに、先生はするりとやりのけちゃう。切符代出してくれて、はぐれちゃうからって手を繋がられて、人混みから守ろうと自分を盾にしてくれて、名前で呼ばれて、更には頭をポンポンされた。どんどんと好きが溢れちゃう…。先生は私をドキドキさせる天才なのかもしれない。
「明音…明音?明音!」
「え、あ、ひゃい!」
「んはは、ひゃいってなんだよ。それに今百面相してたろ。本当に明音は見てるだけで面白いな。何考えてたの?」
「え、あー…内緒にしときます。」
まさか先生の事を考えてました。なんて言えるはずもなく、内緒と答えた私に、ふーん。ってなんだか冷たい返事が返ってきてしまった。
「あ、えっと、どうして呼んだんですか?」
「あ、次の駅で降りるぞ。」
そうやって答えた先生も、なんだか不服そうに見える。どうしたのかな?なんで急に機嫌悪くなったんだろう…。さっきまで楽しそうに笑ってたのに…。
「お腹痛いんですか?」
「は?なんで腹?」
「あ、なんかご機嫌ななめに見えるから…お腹とか頭とか痛くなったのかなって。」
「いや、痛くないから。ほら、降りるぞ。」
「明音…明音?明音!」
「え、あ、ひゃい!」
「んはは、ひゃいってなんだよ。それに今百面相してたろ。本当に明音は見てるだけで面白いな。何考えてたの?」
「え、あー…内緒にしときます。」
まさか先生の事を考えてました。なんて言えるはずもなく、内緒と答えた私に、ふーん。ってなんだか冷たい返事が返ってきてしまった。
「あ、えっと、どうして呼んだんですか?」
「あ、次の駅で降りるぞ。」
そうやって答えた先生も、なんだか不服そうに見える。どうしたのかな?なんで急に機嫌悪くなったんだろう…。さっきまで楽しそうに笑ってたのに…。
「お腹痛いんですか?」
「は?なんで腹?」
「あ、なんかご機嫌ななめに見えるから…お腹とか頭とか痛くなったのかなって。」
「いや、痛くないから。ほら、降りるぞ。」
