「翔夜くん……」 「万優架ちゃん…」 「好きなの…」 万優架ちゃんの潤んだ瞳。お化粧でキラキラしている唇。 全てが僕の心を見透かされてるみたいで 僕は赤くなった顔を隠した。 「翔夜くんの大切な人は誰?」 僕の…… 大切な人…? そう言われて頭にフッと浮かんだのは 「なんで?…」 捺夜だったんだ。 なんで? なんで、捺夜なの…? だって捺夜は確かに大切な人だけど それは家族としてでしょ? なのになんで………? 捺夜は……… 双子の 兄弟だよ?