「捺夜ぁ!!!捺夜ぁぁ!!!捺夜ぁぁぁあ!!!!」



翔夜はウチに抱き着いたまま、嬉しいのかウチと自分の体を揺らす。



そんな行動もまた可愛いとか考えてしまうウチは、本当に馬鹿だと思う。



でも、ウチの心の呟きなんてまったく知らなく、わかっていない翔夜は満面の笑み。




たぶん、翔夜がウチの恋人だったら



ここでキスするんだろうな………。




って、何考えてんだ。



「離せよ」




ウチは翔夜の嬉しい気持ちを




「ぇ?」





一瞬で





「離せっつーてんだよ」




ブチ壊した。