「………」
僕の怪しい発言に捺夜は目を見開いて、黙りこんじゃった。
やっぱ、言わない方が……
よかったのかなぁ?
それでも、捺夜と一緒に寝るって言うのはちゃっかり僕の夢ひとつで、
やってみたかった。
「ダメ………?」
無意識に上目使いしていまい、ますます捺夜を追い込む。
「別に、いいけど……」
「ホントに!!?」
やったぁ!!!!
勇気を出して言ってみてよかったぁ!!!
夢がひとつ叶ったから、僕は思わず跳びはねて喜んだ。
「プッ……」
僕の行動に捺夜が拭いた。
「お前、マジガキくせぇ!!!」
「捺夜、ひど〜い!!!!」
「ほら、こいよ」
捺夜が、先にベットに入ってシーツをめくり、僕に手招きする。
僕はドキドキしながら、モジモジと捺夜の隣に寝た。
捺夜の温もりが全身に伝わってきて、さらに心臓の動きは速くなる。
「翔夜」
名前を呼ばれたから、顔を上げるとかなりの至近距離に捺夜の顔があった。


