捺夜に……謝らなくちゃ。
僕はそう思いながら、グラウンドにみんなと一緒に入場する。
広いグラウンドの周りには、たくさんの人がワーワー騒いで応援している。
「では、第一走者。よぉーい………」
パァーン!!!!!
《今、スタートしました!!!!借り物リレー!!!!走者は、
この先にある大きな箱の中にある紙を取り、
そこに書き込まれている物を持ってゴールしなければなりません!!!!》
「カバン!!!!赤いカバン持ってる人!!!!」
「髪の毛が肩よりある男の人いますかぁ!!!!?」
「ダニエルって名前を付けてるのペットを持ってる人!!!!!」
「車オタク!!!!」
選手は大声で叫びながら、探している。
次、僕じゃん!!!!
ちゃっかり僕は第二走者だった。
《緑ブロック。一位でペットを持った女の人をつれて……第二走者にバトンタッチです!!!!!》


