キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜




捺夜に……謝らなくちゃ。



僕はそう思いながら、グラウンドにみんなと一緒に入場する。



広いグラウンドの周りには、たくさんの人がワーワー騒いで応援している。




「では、第一走者。よぉーい………」



パァーン!!!!!




《今、スタートしました!!!!借り物リレー!!!!走者は、


この先にある大きな箱の中にある紙を取り、


そこに書き込まれている物を持ってゴールしなければなりません!!!!》




「カバン!!!!赤いカバン持ってる人!!!!」



「髪の毛が肩よりある男の人いますかぁ!!!!?」



「ダニエルって名前を付けてるのペットを持ってる人!!!!!」



「車オタク!!!!」




選手は大声で叫びながら、探している。



次、僕じゃん!!!!




ちゃっかり僕は第二走者だった。



《緑ブロック。一位でペットを持った女の人をつれて……第二走者にバトンタッチです!!!!!》