「なぁに、頬膨らませてんだよ。女じゃあるまいし」


捺夜は僕の頬を人差し指で二回ぐらいツンツンってした後、グッと勢いよく突いてきた。



そのせいで、膨らんでいた僕のプニプニした頬は見事に元通り。




「ハハッこれうけるっ」



捺夜が極上のスマイルを作って僕の心臓を突く。



ドキンドキン……。



心臓の鼓動の速さがどんどん速くなっていくのがわかる。




「キャーーーー!!!」



「捺夜が笑ったぁーーー!!!!!!!」



「ステキぃーーー!!!!!」




僕のキモチはエメルファンの女の子達によって



一瞬でなくなっちゃった。