「あと、これやるよ。」
手を差し出した奴から、受け取ったもの。
「…なんで第二ボタン?」
そう。わたしの手のひらにはあいつの第二ボタンが。
「おまえが好きだから。おまえにあげる。」
夢かと思った。あいつはずっと友達としてわたしをみてたはずなのに。
わたしの片想いだったはずなのに。絶対にくれないと思ってた第二ボタンをもらってしまった。