華が馨れば

南さんは、私をずっと睨んでいたが、その目線をずらした。

やはりね。
図星なんだわ。

人間って、気まずいと、目線をずらすとか聞いたことがあるわ。

「翔華ちゃん、たしかにやったのは、私。でも、何故分かったの?」

「Shine。」

「え?」

涼香は、少し驚いた。

「あー。あれ?たしか、それって、死ねって書いてあったやつ?」

「ローマ字読みだとね。」