華が馨れば

次の日。

私は、横光涼香と南さん達を呼び出した。

「あ、あのさぁ、何かなぁ、話って。翔華ちゃん。」

涼香は、弱々しい声で私に尋ねてきた。

「私ね、分かっちゃったんだ。紫苑て、自殺じゃないよね。」

「ッ!」

涼香は、ハッとしたような顔で、私を見つめてくる。

「横光涼香。あなたよね?」