私は楽しんでいる場合じゃなかった。
今ごろ双子ちゃんは、どこかで苦しんでいるはず。
お気楽している私に、罪悪感がわいてきた。
「ただいま!」
「チカコ。功真から何か聞けたか。」
「玄関がキレイで、リビングにも高そうなものばかりあったし、名古屋の金箔入り紅茶出してくれました。今度来たとき地下室見せてくれると言っていました!」
「友達の家に遊びにきたんじゃないんだから、事件に関すること聞きなさいよ。大好きな子が大変なことになってるだろ? 早く助けな。」
「はい……すみません。」
田橋さんに怒られてしまった。
今ごろ双子ちゃんは、どこかで苦しんでいるはず。
お気楽している私に、罪悪感がわいてきた。
「ただいま!」
「チカコ。功真から何か聞けたか。」
「玄関がキレイで、リビングにも高そうなものばかりあったし、名古屋の金箔入り紅茶出してくれました。今度来たとき地下室見せてくれると言っていました!」
「友達の家に遊びにきたんじゃないんだから、事件に関すること聞きなさいよ。大好きな子が大変なことになってるだろ? 早く助けな。」
「はい……すみません。」
田橋さんに怒られてしまった。

