私は、その声の元へふりかえった。


「こんにちは! おまわりさん。」


2人揃って、あいさつしてくれた。

突然のことで、私は照れながら返した。


「こ……こんにちは。」


双子ちゃんは、急に難しい顔をした。


「ねえママ。おまわりさん何か違う。」


何か違う? 私が?


双子ちゃんの母は、説明した。


「警察官には、女の人もいるのよ。」


双子ちゃんは、わかってくれたかな。

女性の社会進出みたいなことがあって、婦人警官は増えてきている。


「おまわりさん、がんばってね。」


あれから、いつも私を応援してくれた。