双子ちゃんが元気になってほしいことを考えながら、自分の席に座る。

気がつくと、田橋さんが私の目の前に立っていた。


「ファンの女の子、喜んでいたか?」

「事件のことしっかり説明していました。怖かったって泣きながら語り、そして私がいれば外は怖くないと言ってました。」

「そうか。そのこと、後で私に教えてくれないか。事件の詳細だし。」

「わかりました。」


双子ちゃん、いつ私にプレゼントや応援してくれるかな。

きっと近い日に、手紙届くかも。

いつ来てもいいように、毎日クッキーを作らないとね。