少女警官チカコ 第4話

病室に入ると、女の子2人が大人用のベッド1台で寝ている。

よく見ると、2人で手をつないでいる。


もう、私にはあの元気な双子ちゃんには見えない。


変わり果てた双子ちゃんの姿。


その腕には深い切り傷があるのか、傷テープから縫った痕が透けて見える。

顔には、犯人によるアザやすり傷が残っている。


ベッドの横では、双子ちゃんの両親がベッドをつかみ、座っている。


「野辺さん。忙しい中ありがとうございます。」


両親が私に深い礼をし、涙を流す。

私も涙をこらえていられなくなった。


かわいい双子ちゃんを傷だらけにさせるなんて。


ひどい。

かわいそう。