少女警官チカコ 第4話

ショッピングセンターから出て、外の空気を吸う。

人が集まる場所だから車通りが多く、空気はきれいじゃない。

ちょっと気分が悪くなった。

息が苦しいなか道路をながめていたら、走りの早い女性がいた。

見覚えがある人だ。

高宮さんだ。


「高宮さん、こんにちは。」

「あら、この前の。」

「スポーツ、好きなんですか?」

「はい。これは、ひとつのキッカケで。」


キッカケ?


「キッカケは何ですか?」

「孫が双子だと聞いて、2人同時に抱いてみたかったからです。やがて大きくなったら、競争とかするかもしれないですし。簡単に言うと、孫のためです。」

「若い人に負けたくないですよね。」

「えっ……まあ、そうです。いつまでも元気でいて、まわりの人をカラダのことで心配させたくないですから。」

「がんばってください。」

「応援ありがとうね。」


高宮さんは再び、走っていった。