祐也と私と一平先輩

「ほんとにごめんね」


うつむきながら泣いた。




「ったく、ほっとけないってのっ!」




手首をつかまれて、廊下の壁に押し当てられる。



小坂...くん?!




思うより早く、彼に唇をふさがれていた。



誰もいない静かな廊下で二つの影が重なっていた。