祐也と私と一平先輩

二人で手際よく作業を進め、あと一か所。


小坂くんが窓を開け、私がカーテンを押えながらガムテープを......。



っと、突然突風が吹いた。



「きゃっ」


カーテンが顔に当たり、思わずよろめいてしまった。


「カバ子っ?!」


そのはずみで、DJを照らすために置いてあったスポットライトに手があたる。



「熱っ!!」


反射的に手を放したものの、すぐに痛みを感じ出す。