祐也と私と一平先輩

「あんなことラブホでしろよ」


はっ?


ラ、ラブホ....ですか?


見た目優等生の小坂くんが言いそうもない単語だったから、ちょっと面食らった。

実際のところは彼のことまだ良く知らない。

意地悪な人。くらいしか私にはまだわからないんだけど。




「でもこの近所にラブホないよ」


って私ったら何言ってんのっ!?


思わず赤面。




「バーカ、そんな意味じゃねーよ」


赤く染まった私のほっぺを、指でギュッとつまんだ。


「い、痛い!」


彼の奇襲から逃れるために、体をよじる。


それでも指を離してくれなくて。


「うっ!!」


もっと痛い。

ジワリと涙が出てくる。

相手は女子だよぉ。もっと手加減してよね。