祐也と私と一平先輩

が、学校であんなこと....。


小坂くんはいつの間にか私の手を離して前を歩いている。

手を放されたことにも気づかないくらい私は動揺していたみたい?


速足の彼の後ろを黙ってついて行く。


気づくと図書館の前まで来ていた。

利用者がいないと判断されて電気の消された薄暗い空間。


部活終了時間を過ぎて、校庭でにぎやかに練習していた野球部の声は聞こえなくなっていた。


沈黙と暗闇が苦しくて、


「ビ、ビックリしたね」


あれ?私、声が震えてる。



「......」


なんだか恥ずかしくて彼の顔を見れない。

それなのにじょう舌だなんて私、変だ。

「こ、小坂くんは、へ、平気だった?」