祐也と私と一平先輩

このままではラチが開かないと一平先輩が仕切る。

「よーし、じゃここは多数決ってことで。賛成の人?」


「「 ハーイ!! 」」



反対は小坂くんだけ。

むすっとしてる。


「ってことで、決まりな。じゃ、各学年ごとにスケジュール調整してくれ」


先輩の終了の合図で、私たちは解散した。



────これが約二週間前の話で。