祐也と私と一平先輩

わーそんなことやるなんて知らなかった。

学校でクラブとか凄くない?
さすが私立ならでは。ってとこかな?

クラブってちょっと興味あったし、楽しそうっ!


「これをきっかけにカップルもできるんだぜ」

「だよなー。スプパと学園祭がチャンスってか、カップルできるの多いよな。
片想いの連中に、俺たちメチャ貢献してね?」

一宮先輩は腕を組みながらうなずく。




「それじゃあ早速なんだけど、一年生はプログラムに載せる、先生と部活の部長からコメントを取材してきてくれるかしら?
案外時間かかるのよ。原稿の提出期限は二週間後よ」


清良先輩がスケジュール帳を見ながら指示する。


「玲奈ちゃんたちのペアは部活と研究会。
先生は綾乃ちゃんたちのペアでいいかしら?」



「「 は、はいっ 」」



「きちんとアポを取ってから行くんだぞ。突然の訪問はNGだからな。
次にクラス紹介ビデオの説明だが....」


そっか、忘れてた。

まだまだいっぱいやることあるっ。



....クラブかぁ。ワクワクが止まらない。

彼氏いない歴15年の私にもついに彼氏が出来るかもっ。

期待に胸を膨らませながが準備をするはずだったのだけど....。